プラハのインスタ映えスポット43選|天文時計からカレル橋まで撮り方のコツと狙う時間帯を地元在住者が案内(2026年)

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Discovering Pragueのアドリアナとマテイ

現地の専門家アドリアナ&マテイが執筆

アドリアナとマテイ・ハロウスコヴィは、人気ブログ Czech the World を運営するトラベルブロガーです。

マテイはプラハ生まれでずっとこの街に住んでおり、アドリアナは10年以上前にここに引っ越してきました。

60か国以上を旅してきましたが、いちばんよく知っている場所を挙げるなら、この街です。

Table of Contents

プラハでいちばん写真映えする場所を、これ以上ないほど集めました。百塔の街は目に楽しいだけでなく、SNS好きにとっても楽園です。石畳の道、街を代表する名所、そして知る人ぞ知る場所——プラハには、これぞという一枚を撮れる場所が尽きることなくあります。

ペトシーンの丘の上で眼下に街並みを見下ろしていても、歴史ある旧市街広場をぶらついていても、プラハはどこを切り取っても「いいね」がつく一枚の背景になります。

というわけで、カメラを持って、プラハでいちばん絵になる場所をめぐる旅に出かけましょう。世界的に有名なカレル橋から、あまり知られていない路地の片隅まで、この記事でひととおり押さえます。インスタの腕をひとつ上の段へ引き上げる準備はいいですか。

ワンポイント:写真に本腰を入れている方には、アプリPhotoPillsをぜひ。地球上のどの場所についても、太陽や星、月の位置を教えてくれます。

これらの場所やその周辺のスポットは、当社の無料アプリの地図上に表示されています。 このガイドを参考にしてアプリを選び、歩きながらアプリを開いてください。

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プラハのインスタ映えスポット地図

プラハのインスタ映えスポットを詳しい地図にまとめました。

1)天文時計(オルロイ)

プラハの天文時計、通称オルロイは、世界でもっとも古く、もっとも精巧な天文時計のひとつです。旧市街広場のど真ん中にあり、中世の技術の粋であると同時に、プラハの厚い歴史そのものでもあります。毎正時になると「使徒の行進」を見ようと人だかりができます。何世紀ものあいだ、訪れる人を魅了してきた仕掛けです。

天文時計の撮り方アイデア

  • 額縁にする:近くの建物のアーチで時計を囲むと、「絵の中の絵」になります。
  • ディテール:文字盤の細かな造作や、「使徒の行進」に現れる像に寄ってみましょう。
  • 朝と夕方:ゴールデンアワーの暖かい光をとらえると、やわらかく幻想的な一枚になります。夜の写真もまた格別です。
  • ジャンプ写真:誰かに跳んでもらうと、動かない歴史的な時計と、いまこの瞬間の勢いとの対比が生まれます。
  • 反射:雨のあとの水たまりは鏡になります。時計を映し込んだ、ほかにない一枚が撮れます。
  • 雪の日:冬に訪れるなら、うっすら積もった雪が静かでおとぎ話のような表情を添えてくれます。
  • 自撮り:人が多いので簡単ではありませんが、時計を背景にした自撮りは、この名所を訪れた実感をそのまま残せます。
  • テラサ・ウ・プリンツェから:屋上バー「Terasa U Prince」から狙うと、スカイラインごと収めた広がりのある構図になります。

おすすめの時間帯

早朝か夜遅くは人が少なく、雑踏に邪魔されずに構図を組めます。

1)天文時計(オルロイ)

2)旧市街広場:ティーン教会

ティーン教会(正式には「ティーン前の聖母教会」)は、プラハ旧市街広場のスカイラインを鋭く区切るゴシック建築です。とげのような突起を何層も重ねた尖塔が天へ伸び、長らくこの街の象徴であり続けてきました。広場に立つこの教会は、訪れる人の視線を集め、数えきれないほどの写真の枠を決めてきました。

ティーン教会の撮り方アイデア

  • ディテール:細かな彫刻やステンドグラスに寄ると、撮られ尽くしたこの場所でも違う顔が見えてきます。
  • 夕方:日暮れにライトアップされた教会は、暗くなっていく空に暖かく浮かび上がります。
  • 人を入れる:人物を画面に入れると、堂々とした建物の大きさが伝わります。
  • 旧市庁舎の塔から:ティーン教会を上から見下ろせます。鳥の目の視点は、この教会の新しい撮り方になります。
  • 遠くから望遠で:特徴的な尖塔はプラハのあちこちから見えます。望遠レンズで教会だけを切り出せば、ほかの名所や、夕日や(満)月といった自然の要素と重ねた面白い構図がつくれます。
  • 季節を生かす:クリスマスマーケットでも雪でも、広場の季節の要素を取り込むと、写真がぐっと自分のものになります。

おすすめの時間帯

夕方遅くはファサードの細かな造作をとらえるのに向いた光になり、早朝なら人が少なくて済みます。

ティーン教会の撮り方アイデア

3)カレル橋

カレル橋はプラハを代表する名所のひとつで、ヴルタヴァ川をまたいで旧市街とマラー・ストラナを結んでいます。14世紀にカレル4世のもとで架けられ、欄干には30体の彫像が途切れなく並びます。橋そのものが、ゴシックとバロックの生きた美術館です。

霧に包まれていても、夜明けの光に輝いていても、この橋は街の歴史と景観の中心にあります。カレル橋については専用の記事もあります。

カレル橋の撮り方アイデア

  • 彫像で枠をつくる:彫像を自然な額縁にして、橋の上や向こう側の景色を切り取りましょう。
  • 反射:ヴルタヴァ川に映る橋を狙ってみてください。灯りがつき、それでも空がまだ真っ暗になりきらないブルーアワーが狙い目です。
  • 寄る:彫像や石畳のディテールを撮ると、いつもと違う一枚になります。
  • 人を入れる:大道芸人や物売りを入れると写真が生き生きします(たいてい画家と音楽家がいます)。アドベントの時期なら、点灯夫に出会えることもあります。
  • 薄明かりと日の出:やわらかい光が魔法をかけてくれるだけでなく、早朝の霧に出会えることもあります。あの神秘的な景色か、あるいは赤く染まる夕空を狙いましょう。
  • 隣の橋や川岸から:カレル橋の全景を撮るなら、隣の橋か川岸に回るのがいちばんです。
  • アーチのシルエット:アーチの下に入って光の方へ向けると、橋の構造がドラマチックなシルエットになります(カンパ島でできます)。
  • それから、マラー・ストラナ側の橋塔を撮るのもお忘れなく。

おすすめの時間帯

人を避けたいなら早朝が最適です(本気でほぼ独り占めしたいなら、朝6時に行ってください)。一方、薄暮の時間はロマンチックな空気になります(ただし人は相変わらずいます)。

3)カレル橋

4)プラハ城

プラハ城(プラジュスキー・フラト)は、チェコの歴史と建築を体現する記念碑的な存在です。9世紀にさかのぼり、宮殿、教会、庭園を含む複合施設で、背景にはプラハの街並みが広がります。世界最大の城郭複合体としても記録に残っています。

プラハ城の撮り方アイデア

  • 旧市街側から:プラハ城のいちばん有名な構図は、ヴルタヴァ川の岸辺のこのあたりから撮られています。
  • 衛兵交代:毎正時に行われる、動きのある場面です。衛兵が動く瞬間を狙えばアクション写真になりますし、制服の細部に寄れば落ち着いた構図になります。
  • 聖ヴィート大聖堂:城内でもとくに見ごたえのある建物です。大聖堂が城を縁取る、あるいは引き立てる角度を見つけると印象的な一枚になります。
  • ディテール:城内の扉、窓、彫刻の凝った装飾も見逃さないでください。
  • 複合施設の中で:旧王宮や黄金小路のような狭くて親密な場面は、城全体の壮大さと対照的な絵になります。
  • 庭園:城の庭園は、石の建築に対する瑞々しい前景になってくれます。
  • ゴールデンアワー:日の出や日没のやわらかい光を浴びた城は、まるで魔法にかかったようです。

おすすめの時間帯

城の細かな造作をとらえるなら、早朝か夕方遅くの光がいちばんです。人の写り込まない一枚を狙うなら早朝を。

4)プラハ城

5)マラー・ストラナの聖ミクラーシュ教会

マラー・ストラナの歴史地区に立つ聖ミクラーシュ教会は、ヨーロッパでもっとも美しいバロック教会のひとつです。緑青をふいた銅のドーム、豪奢な内部、そびえる鐘楼——内も外も、目を引く要素にこと欠きません。

聖ミクラーシュ教会の撮り方アイデア

  • まわりごと撮る:私がいちばん好きなのは、この教会を街並みごと収める撮り方です。まわりの建物や石畳を画面に入れて、マラー・ストラナのなかにある教会として写してみてください。
  • ドームの内側:天井の緻密なフレスコ画を。魚眼レンズを使えば、ほかにない見え方になります。
  • 鐘楼:空やプラハのスカイラインを背に鐘楼だけを切り出すと、すっきりした構図になります。
  • 窓からの光:堂内では、装飾窓を抜けた光がつくる模様と陰影を狙ってみてください。
  • 階段の構図:鐘楼に上がれたら、らせん階段を線として使い、鐘や窓の景色へ視線を導きましょう。

おすすめの時間帯

堂内は、窓から自然光が差し込む日中が有利です。外観はやわらかい光になる早朝か夕方遅くが向いています。

5)マラー・ストラナの聖ミクラーシュ教会

6)ジョン・レノンの壁

マラー・ストラナにあるジョン・レノンの壁は、平和と愛をテーマにしたグラフィティ、歌詞、アートが日々塗り重ねられていくタペストリーです。もとは共産主義体制への抗議として始まり、やがてジョン・レノンへの捧げものとなり、いまでは世界に通じる理想の象徴になっています。

ジョン・レノンの壁の撮り方アイデア

  • 質感に寄る:塗料とグラフィティとアートが積み重なった層に近づくと、写真が抽象画のような表情になります。
  • 関わりを撮る:自分のメッセージや絵を描き足している人を写すと、この壁がいまも生きて更新され続けていることが伝わります。
  • 引きで撮る:壁の長さごと画面に入れると、その大きさと、まわりの環境との関係が見えてきます。
  • 変わった角度から:壁は平らなので、角度で遊ぶと面白くなります。たとえば低い位置から見上げてみてください。

おすすめの時間帯

撮影待ちの列ができることはまずないので、時間帯はいつでもかまいません。

6)ジョン・レノンの壁

7)ペトシーン展望塔

パリのエッフェル塔をそのまま小さくしたような姿のペトシーン展望塔は、ペトシーンの丘の上に立つ高さ63.5メートルの鉄の塔です。1891年のジュビリー博覧会に合わせて建てられ、以来プラハを見晴らす人気の展望台になっています。

ペトシーン展望塔の撮り方アイデア

  • 木々で塔を縁取る:ペトシーンの丘を登っていく途中で、木々に囲まれた塔を狙ってみてください。
  • 街のパノラマ:塔の高さを生かして街全体を。横に広いパノラマにすると、見晴らしの広がりがそのまま残せます。
  • 構造のディテール:塔の格子構造に寄ると、抽象的な一枚になります。
  • 塔の内側:内部のらせん階段は、それだけで面白い構図の材料になります。
  • 人を入れる:景色を楽しんでいる人を入れると街の写真に感情が加わり、ここが展望台であることも伝わります。

おすすめの時間帯

日没や早朝は眼下の街が魔法のように輝きますが、正直なところ、どの時間でもいい一枚は見つかると思います。

7)ペトシーン展望塔

8)ストラホフ修道院

ストラホフ修道院は1143年に創設されたプレモントレ会の修道院です。プラハのストラホフ地区にあり、息をのむ図書室、バロック建築、そしてプラハを見晴らす眺めで知られています。歴史の厚みがあり、眼下のにぎやかな街とは対照的な静けさに包まれています。

ストラホフ修道院の撮り方アイデア

古い図書室を訪ねるにしても、この高台からプラハのパノラマを撮るにしても、ここには絵になる場所がいくつもあります。

  • 図書室の内部:神学の間と哲学の間は外せません。広角レンズなら、緻密な装飾と空間の壮大さの両方を収められます。
  • 中庭:石畳とバロックの装飾が静かな背景をつくってくれます。モノクロで撮ると、時代を感じさせない一枚になります。
  • 街の見晴らし:背景にプラハ城を入れて、街を大きく見渡す構図を。
  • 醸造所:修道院の醸造所は、まったく別の被写体を用意してくれます。歴史的な建物を背景にビールへ寄ると、なかなか味のある写真になります。

おすすめの時間帯

高台にあるので、日の出にも日没にも向いています。堂内、とくに図書室を撮るなら開館時間を確認してください。

8)ストラホフ修道院

9)ベドジフ・スメタナ像から望むプラハ城

プラハ城を撮るなら、ここは文句なしの場所だと思います。カレル橋近くの「王の道」からほんの少し回り道するだけ。行く価値は間違いなくあります。

この展望スポットでの撮り方アイデア

  • 川面の反射:ヴルタヴァ川がわりと穏やかなら、水面に揺れる城の姿を写せます。
  • 長時間露光:もう少し作品寄りにするなら長時間露光を。川面がなめらかになり、静けさが加わります。
  • 空を生かす:迫力のある雲や色のグラデーションが出ている空を取り込むと、写真に厚みが出ます。
  • 薄暮に撮る:城に灯りがともるころに撮ると、場面そのものが魔法めいてきます。

おすすめの時間帯

光の向きでいえば朝のほうが有利です。とはいえ、日没やブルーアワー、プラハの夜も期待を裏切りません。

9)ベドジフ・スメタナ像から望むプラハ城

10)ダンシング・ハウス

地元では「ジンジャーとフレッド」と呼ばれるダンシング・ハウスは、フランク・ゲーリーとヴラド・ミルニッチが設計した現代建築です。1996年に完成した脱構築主義のこの建物は、歴史的な街並みのなかにひとつだけ現代を差し込んでいます。ダンシング・ハウスについてはこちらもどうぞ。

ダンシング・ハウスの撮り方アイデア

  • 蹴ってみる:自分や友だちを一緒に写すなら、建物を蹴っているように撮るのが面白い。あの形のおかげで妙におかしな絵になります。狙う位置としてはこの像のあたりがおすすめです。
  • 前で踊る:この建物はフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースというふたりのダンサーから生まれました。ならば前で踊ってみない手はありません。
  • トラムを入れる:赤いトラムが通りかかる瞬間を入れると、写真に動きが出ます。
  • モノクロ:現代建築だけあって、白黒にすると色より形が際立ち、ぐっと印象的になります。
  • 長時間露光:動きを足したいなら長時間露光で、車の流れや空を渡る雲をとらえてみてください。
  • 屋上からの眺め:ガラス張りの「Glass Bar」からは、プラハ城、ヴルタヴァ川、国民劇場が美しく見渡せます。
  • 水鏡:雨のあとの水たまりは鏡になります。ダンシング・ハウスを映し込んだ、ほかにない一枚が撮れます。

おすすめの時間帯

日中なら、事実上いつでも大丈夫です。

10)ダンシング・ハウス

11)レトナーからの眺め(橋の連なり)

レトナー一帯からは、プラハでもっとも有名なパノラマのひとつが見渡せます。とくにヴルタヴァ川に架かる橋の連なりが見事です。さまざまな建築様式と自然の美しさがひと目で収まるので、写真好きなら外せない場所です。

レトナーの撮り方アイデア

  • 橋を重ねる:複数の橋が並ぶように構えると、奥行きと層の重なりが生まれます。
  • タイムラプスか長時間露光:車や船の流れをとらえると、動かない風景に動きが加わります。
  • 上空から:ドローンがあり、合法的に飛ばせる場所なら、めったに見られない視点が手に入ります。

おすすめの時間帯

劇的な空とやわらかい光を狙うなら、日の出と日没が定番です。

11)レトナーからの眺め(橋の連なり)

12)聖ヴィート大聖堂

プラハ城の敷地内に立つ聖ヴィート大聖堂は、14世紀にさかのぼるゴシック建築の代表格です。緻密なファサード、目を見張るステンドグラス、そびえる尖塔——撮る側にとっては夢のような被写体です。

聖ヴィート大聖堂の撮り方アイデア

  • 空を背に尖塔を:尖塔だけに絞ると、削ぎ落とされていながら迫力のある絵になります。空に表情があるときはとくに。
  • ステンドグラス:この大聖堂のステンドグラスは、それ自体が作品です。ガラスを透かした光を堂内から撮ると、目を奪われる一枚になります。
  • 扉とアーチ:いくつもある扉やアーチを額縁にして、祭壇や説教壇、訪れている人を切り取ってみてください。
  • 離れて引きで:プラハ城の敷地ごと収めると、大聖堂の大きさがより伝わります。

おすすめの時間帯

堂内を撮るなら開館時間を確認しておきましょう。緻密な造作をとらえる自然光は、朝か夕方遅くがいちばんです。

12)聖ヴィート大聖堂

13)旧市街広場の旧市庁舎

旧市庁舎といえば天文時計ばかりが有名ですが、撮れる写真はそれだけではありません。

旧市庁舎の撮り方アイデア

  • 市庁舎の塔から撮る:塔からの眺めは見事です。上ってみることを強くおすすめします。
  • 庁舎の内部:旧市庁舎の内部は見落とされがちです。階段、天井、ステンドグラスといった建築の要素に絞ってみてください。屋内はおおむね暗いので、絞りを開けてISOを上げるとよいでしょう。
  • 庁舎とペスト記念柱:広場の反対側からなら、庁舎とペスト記念柱を一緒に収められます。ふたつが響き合う構図になり、写真に歴史の文脈が加わります。
  • 地面の白い十字:庁舎前の白い十字は、1621年にプロテスタントの指導者27人が処刑された場所を示しています。これを前景に入れると、庁舎の写真に奥行きと歴史の重みが加わります。
  • 広場の賑わい:広場の動きを画面に入れると、場の空気が伝わります。大道芸人、旅行者、市の屋台が写真を生き生きさせてくれます。

おすすめの時間帯

人を避けたいなら早朝に。

13)旧市街広場の旧市庁舎

14)ナープラフカの川岸

ナープラフカはヴルタヴァ川沿いの活気ある一帯で、遊びとバーと屋台がほどよく混ざり合っています。とくに面白いのが、改修された地下空間「コプキ」。市が立つことも多く、川と街の眺めを楽しみながらのんびりしたい旅行者にも地元の人にも愛されています。

ナープラフカの撮り方アイデア

  • 丸い窓:円形のガラス窓はここならではの造作で、画面の芯になってくれます。窓越しに川や夕日を切り取る構図を試してみてください。
  • ディテール:湾曲したガラスは、面白い反射とゆがみを生みます。寄って、その効果そのものを写してみましょう。
  • 街の営み:屋台やバー、大道芸人のにぎわいを収めると、この場所の活気が伝わります。
  • 川とスカイライン:前景に川、背景にプラハのスカイラインと目立つ建物を置いた構図を組んでみてください。

おすすめの時間帯

ナープラフカの夕日はなかなかのものです。催しは週末に多く開かれます。

14)ナープラフカの川岸

15)動くフランツ・カフカの頭部像

動くフランツ・カフカの頭部像は、プラハにある現代アート作品です。チェコの作家ダヴィド・チェルニーの手によるもので、42枚の層でできたこの彫刻は地元の人も旅行者も惹きつけます。ステンレス製で絶えず回転し続けるこの作品は、カフカへの捧げものであると同時に、アイデンティティの複雑さと移ろいやすさについての問いかけでもあります。

カフカの頭部像の撮り方アイデア

  • モノクロ:金属の彫刻なので、白黒にするととりわけ印象的になります。
  • タイムラプス:機材と時間があるなら、回転と、時間とともに姿を変えていく様子を見事に見せられます。
  • 動きをとらえる:層はずっと回り続けています。シャッター速度を落として、その動きと流れをそのまま写しましょう。
  • 光と反射:金属の表面は、時間帯によってまったく違う反射を見せてくれます。

おすすめの時間帯

日中ならいつでも。

15)動くフランツ・カフカの頭部像

16)クレメンティヌムと図書室

クレメンティヌムはプラハでも屈指の広さを持つ歴史的複合施設で、バロックの図書室から天文塔までを抱えています。16世紀にイエズス会が設けた場所で、いまはチェコ国立図書館が入り、世界でもっとも美しい図書館のひとつに数えられています。

クレメンティヌムの撮り方アイデア

  • 光が少ない:古い写本を守るため室内は暗く保たれています。明るいレンズを用意しましょう(フラッシュは禁止です)。
  • 図書室の天井:装飾天井とフレスコ画を。広角レンズなら部屋をより広く画面に入れられます。
  • パースを使う:アーチの連なる長い廊下は、左右対称の構図にも、一点透視の構図にも向いています。
  • 天文塔:塔からはプラハが見晴らせます。古い街と新しい街の両方を画面に入れてみてください。

おすすめの時間帯

開館時間のあいだに(屋内撮影の場合)。

16)クレメンティヌムと図書室
Picture by: BrunoDelzant @Flickr

17)ジシュコフ・テレビ塔

ジシュコフ・テレビ塔は高さ216メートル、プラハでもひときわ異彩を放つ建造物です。建築家ヴァーツラフ・アウリツキーと構造技師イジー・コザークの設計で、古典的な街並みからはっきりと外れています。放送設備としての役割のほかに、街を見晴らす展望台もあります。

ジシュコフ塔の撮り方アイデア

  • 大きさの対比:塔はまわりの建物よりはるかに高い。その差を使って高さと独特の形を強調しましょう。ジシュコフ塔はかなり離れた場所からでも撮れます(ズーム次第です)。
  • 赤ちゃんの像:塔をよじ登る赤ちゃんの像もお見逃しなく。チェコの作家ダヴィド・チェルニーによる作品です。
  • 展望台:この高さを生かして、プラハを俯瞰した一枚を。
  • 内部のディテール:塔の内側も外観に負けず個性的です。建築のディテールやアート作品を探してみてください。

おすすめの時間帯

外観はいつでも。屋内は開館時間のあいだに。

17)ジシュコフ・テレビ塔

18)市立図書館の「終わりのない」本の塔

この目を引くインスタレーションは、プラハ市立図書館の中にあります。本を積み上げた円筒形の塔で、天井と床が鏡になっているため、どこまでも続いていくように見えます。「イディオム」と名づけられたこの作品は、終わりのない知の渦へ人を引き込んでいきます。

本の塔の撮り方アイデア

  • 奥行きの錯覚:「終わりのなさ」をいちばんよく写すなら、絞りを開けて塔の中ほどにピントを置き、あとはやわらかくぼかすのがおすすめです。
  • 鏡で自撮り:筒の中に鏡があり、それがあの「無限」の効果を生んでいます。
  • 塔と一緒に:この塔は外から眺めても十分に面白い作品です。
  • 寄って撮る:一冊ずつに寄ると、種類の多さと細部が際立ちます。装丁や背表紙に個性があるほど鮮やかになります。

おすすめの時間帯

開館時間のあいだならいつでも。人を避けたいなら朝早くか夕方に。

18)市立図書館の「終わりのない」本の塔

19)プラハ本駅のファンタ館

ファンタ館はチェコの建築家ヨセフ・ファンタの設計で1909年に完成した、プラハ本駅の歴史的な部分です。アール・ヌーヴォーのこの建物は、凝ったファサードと内部装飾で知られ、駅の現代的な部分とみごとな対照をなしています。

ファンタ館の撮り方アイデア

  • 建築のディテール:アール・ヌーヴォーの装飾が随所にあります。ファサードも内部も、寄って細部を写しましょう。
  • 新旧の対比:歴史的な建築と、それを取り巻く現代的な駅舎との落差は鮮やかです。この並びを写すと物語が生まれます。
  • 広角で:広角レンズなら、建物の壮麗さと、まわりの人の流れをまとめて収められます。

おすすめの時間帯

日中ならいつでも。

19)プラハ本駅のファンタ館

20)マラー・ストラナ側の橋塔

マラー・ストラナ側の橋塔は、プラハ城に近いほうのカレル橋のたもとに立っています。12世紀と15世紀に建てられ、のちに手を加えられたもので、ヴルタヴァ川と旧市街を見渡せます。歴史と絶景が同居する展望台です。

マラー・ストラナ側の橋塔の撮り方アイデア

  • カレル橋から塔を望む:私のいちばんのお気に入りは、橋の上から2つの塔をまとめて撮った一枚です。
  • 建築のディテール:ゴシック建築なので、緻密な石組みやアーチを撮る機会には事欠きません。
  • パノラマ:塔の上からは周辺が大きく見渡せます。広角レンズかパノラマ撮影が向いています。
  • 内部を撮る:塔には階段室と小部屋があり、これも被写体として面白い。
  • 川と空:ヴルタヴァ川と空をまとめて写すのに絶好の位置です。日の出や日没ならなおさら。
  • 縦のパノラマ:塔が高いので、近くに立ったまま全体を収めるには縦方向のパノラマが効きます。

おすすめの時間帯

人を避けるなら朝早くに。

20)マラー・ストラナ側の橋塔

21)旧ユダヤ人墓地

プラハのユダヤ人地区にある旧ユダヤ人墓地は15世紀にさかのぼり、ヨーロッパでもっとも古いユダヤ人墓地のひとつです。数千基の墓石がびっしりと寄り合って立つ光景が知られています。かつてこの街にあったユダヤ人共同体を静かに、そして重く思い起こさせる場所です。

旧ユダヤ人墓地の撮り方アイデア

  • 低い位置から:下から見上げると墓石が大きく迫り、場面の重さが増します。
  • 引きで撮る:広く写すと、墓石の密度とこの場所の広がりが伝わります。
  • 質感のディテール:碑文や石の加工に寄ると、風化のあとと、流れた時間そのものが写ります。
  • 線を使う:連なる墓石は線として働き、見る人の視線を画面の奥へ導いてくれます。
  • 白黒で:モノクロにすると、この墓地の歴史の重みと沈んだ空気が際立ちます。
  • 天気を生かす:霧、雪、木漏れ日は写真の気配を変え、この場所の静かに考え込むような性格を強めてくれます。

おすすめの時間帯

時間帯は問いません。

21)旧ユダヤ人墓地

22)火薬塔

火薬塔は、プラハ旧市街へ入る門としてもともと築かれたもののひとつです。黒ずんだ装飾的なファサードと緻密な彫刻をまとい、旧市街と新市街の境で番人のように立っています。かつて火薬庫として使われたことから、この名前がつきました。

火薬塔の撮り方アイデア

  • ゴシックのディテール:ゴシック建築であることを生かしましょう。緻密な装飾、小尖塔、アーチなど、寄れる場所を探してみてください。
  • まわりごと:にぎわう街や、すぐ隣の市民会館と一緒に写すと、この塔の立ち位置が伝わります。
  • アーチ越しに:塔のアーチを額縁にして、隣の市民会館や石畳の通りを切り取ってみてください。
  • 夜の撮影:夜はきれいにライトアップされるので、長時間露光の出番です。

おすすめの時間帯

塔に上るなら開館時間を確認してください。

22)火薬塔

23)市民会館

火薬塔のすぐ隣へ移りましょう。市民会館は、プラハにおけるアール・ヌーヴォー建築の最高峰のひとつです。20世紀初めに建てられ、公共施設であると同時にコンサートホールでもあります。華やかなファサード、金の装飾、緻密なモザイク——建築や歴史に興味があるなら外せません。

市民会館の撮り方アイデア

  • アール・ヌーヴォーの装飾:細部そのものが主役です。モザイク、彫刻、ステンドグラスに寄ってみてください。
  • 内部の空間:豪奢な内装もお見逃しなく。大階段、シャンデリア、装飾天井と、撮りどころが尽きません。
  • 共和国広場から:火薬塔と並べた定番の一枚だけでなく、共和国広場側からも撮ってみてください。

おすすめの時間帯

日中ならいつでも。内部を見るなら開館時間とチケットを確認してください。

23)市民会館

24)ヴァーツラフ広場と国立博物館

ヴァーツラフ広場は、プラハ新市街の中心にある細長くにぎやかな広場です。ボヘミアの守護聖人、聖ヴァーツラフにちなむ名前で、広場というより大通りに近い姿をしています。両側に店やカフェ、歴史ある建物が並び、突き当たりには堂々たる国立博物館が構えています。デモも祝祭も、そして革命さえも、この広場を舞台にしてきました。

ヴァーツラフ広場の撮り方アイデア

  • 国立博物館:広場の突き当たりで、博物館を背景にしてみてください。その堂々とした姿が写真に重みを与えます。
  • 象徴を主役に:馬にまたがった聖ヴァーツラフ像は、この広場を象徴する一枚になります。
  • 広さと遠近:この大きさと形なら広角レンズが効きます。建物や通りの線を使って、視線を国立博物館へ導いてみてください。
  • 人を入れる:広場はたいてい人であふれています。その動きが写真に厚みを加えてくれます。

おすすめの時間帯

やわらかい光と少ない人出を狙うなら早朝がいちばんです。にぎわいそのものを撮りたいなら、昼から夕方早くにかけてが広場らしい表情を見せてくれます。

24)ヴァーツラフ広場と国立博物館

25)国民劇場

プラハの国民劇場は、チェコという国のアイデンティティと文化の象徴です。ネオ・ルネサンス様式で設計され、オペラ、バレエ、演劇を上演する舞台芸術の中心でもあります。金色の屋根と装飾の厚いファサードは、撮る側にとって夢のような被写体であり、この街で外せない場所のひとつです。

国民劇場の撮り方アイデア

  • 建築の壮麗さ:凝ったファサードと金の屋根を広角レンズで。建物全体を画面に収めやすくなります。
  • 内部を撮る:できればオペラか芝居を観に行ってみてください。劇場の内装は圧巻です。大階段やシャンデリアは絶好の被写体になります。
  • 川からの眺め:劇場はヴルタヴァ川のそばにあります。前景に川を置いた構図は、素直にいい絵になります。
  • 船から:ひと味違う視点がほしければ、ヴルタヴァ川のクルーズから劇場を狙ってみてください。
  • 夜の水鏡:川面を鏡にして映し込みましょう。夜の写真はとにかく華やかです。

おすすめの時間帯

金の屋根と緻密なファサードをやわらかい光で写すなら、ゴールデンアワーが最適です。

25)国民劇場

26)エマウズ修道院

エマウズ修道院は、14世紀に創設されたプラハ新市街の注目すべき史跡です。ゴシックと現代建築が混ざり合っているのが特徴で、とくに内部を彩る色鮮やかな前衛的フレスコ画が印象に残ります。にぎやかな街なかからひと息つける静けさがあり、被写体としても面白い場所です。

エマウズ修道院の撮り方アイデア

  • 様式の同居:ゴシックと現代が隣り合っている様子を、ぜひ一枚に収めてください。
  • フレスコ画:内部の前衛的なフレスコ画は色が豊かで意匠も細かく、この日の写真の白眉になり得ます。
  • 回廊:回廊と庭は、静かでバランスのとれた構図をつくるのに向いています。

おすすめの時間帯

外観を撮るなら、自然光がいちばんきれいなのは早朝か夕方遅くです。

26)エマウズ修道院

27)カンパからカレル橋へ上る階段

カンパ地区からカレル橋へ上っていく階段は、たいてい見過ごされています。けれど古い街灯が点々と並ぶ石畳の道は、それだけで旅の気配をまとっていて、この階段は絶好の撮影スポットになります。

カレル橋への階段の撮り方アイデア

  • 古い街灯:それ自体を主役にしてもいいですし、階段を囲む額縁として使うこともできます。
  • 左右対称:手すりや街灯を使えば、きれいに対称な構図が組めます。
  • 被写界深度:浅めに設定すると、背景がぼけて段や街灯が引き立ちます。
  • 人物写真の背景としても申し分ありません

おすすめの時間帯

人を避けたい、やわらかい光がほしい——どちらも早朝が最適です。もっと劇的に、あるいはロマンチックにしたいなら、街灯がともる薄暮や夕方早くが効きます。

27)カンパからカレル橋へ上る階段

28)トロヤ城

トロヤ城は、プラハのトロヤ地区にあるバロック様式の宮殿です。17世紀に建てられ、装飾豊かな建築と、手入れの行き届いた庭園で知られています。いまは美術展の会場としても使われ、まわりにはトロヤ動物園と植物園があるので、いろいろな楽しみ方ができます。

トロヤ城の撮り方アイデア

  • 庭園とファサード:緻密なファサードを撮るとき、庭園が瑞々しい前景になってくれます。
  • 装飾の要素:彫像や噴水などの飾りも、構図に取り込むのを忘れずに。
  • 内部:中に入れるなら、広間や展示作品もまた別の撮りどころになります。

おすすめの時間帯

時間帯は問いません。内部を撮るなら、催しや展覧会が多いので城の予定を確認してください。

28)トロヤ城

29)プラハでいちばん狭い路地

マラー・ストラナにあるプラハでいちばん狭い路地は、あまりに細いので歩行者用の信号機まで付いています。いちばん狭いところで幅50センチ、歴史ある建物のあいだにはさまっています。プラハの風変わりなところを一枚に収めたい人には、楽しい挑戦になります。

いちばん狭い路地の撮り方アイデア

  • 縦位置で:縦に構えると、路地の奥行きが強調されます。
  • 信号機:歩行者用の信号を入れると、おかしみがぐっと増します。
  • 人を入れる:誰かが通り抜けるのを待って撮ると、幅の狭さが実感として伝わります(もちろん、写ってよいか確認してから)。

おすすめの時間帯

狭い場所なので、人を避けるなら早朝か夜遅くが向いています。まわりの建物のせいで光はおおむね回り込んだ間接光になり、そのぶん露出の合う時間帯はふだんより広めです。

30)逆さ吊りの馬の彫刻

ルツェルナ宮のアトリウムにある《逆さ吊りの馬》は、古典建築とバロックが大半を占めるプラハのなかで、際立った対比をつくる現代アート作品です。チェコの作家ダヴィド・チェルニーの手によるこの逆さの騎馬像は、ヨーロッパ各地にある英雄的な騎馬像への皮肉でもあります。

逆さ吊りの馬の撮り方アイデア

  • シルエット:光源を背にして構えると、力のあるシルエットになります。
  • 人の反応:変わった作品だけに、見た人が面白い反応を見せます。それを写すと写真に動きが出ます。
  • ディテール:細部までよく作り込まれているので、寄って撮ると見落としがちな部分が見えてきます。

おすすめの時間帯

アトリウムは屋内ですが明るいので、ここでは時間帯をあまり気にしなくて大丈夫です。

30)逆さ吊りの馬の彫刻

31)ストロモフカ公園

ストロモフカ公園はプラハでもっとも大きく、もっとも愛されている公園のひとつで、もとは王家の狩り場でした。いまは街のオアシスとして、池、広々とした芝地、林、それに歴史的な建物まで抱えていて、撮る場所には事欠きません。

ストロモフカ公園の撮り方アイデア

  • 自然光を使う:開けた芝地から林の中まで表情が変わるので、光の条件をいろいろ試せます。
  • 人の営み:自転車の人、走る人、家族連れ。公園はたいていにぎやかで、その気配が写真を生き生きさせます。
  • 反射:公園の池は、風景を映し込んだ一枚を撮るのにうってつけです。
  • 季節の移ろい:秋の紅葉、冬の雪景色、春の花。移り変わる季節そのものを主題にしてみてください。

おすすめの時間帯

日中ならいつでも。

31)ストロモフカ公園

32)ヴィシェフラド

ヴルタヴァ川を見下ろす丘の上にあるヴィシェフラドは、プラハの「第二の城」と呼ばれることもあります。チェコの神話と歴史のなかで特別な位置を占め、聖ペテロ・聖パウロ教会と、名だたるチェコ人が眠るヴィシェフラド墓地があります。

ヴィシェフラドの撮り方アイデア

  • 川とプラハ城の眺め:ヴィシェフラドからは、あまり知られていない、それでいて見事なヴルタヴァ川の眺めが得られます。街の風景を撮るには珍しい立ち位置です。よく寄れるレンズがあるなら、川へ下りる階段からのプラハ城が美しく撮れます。
  • 白黒で:歴史の重みがある場所なので、白黒にすると時代を超えた雰囲気になります。とくに墓地では効果的です。
  • 建築の要素:ゴシックの尖塔から城壁まで建築の幅が広く、組める構図がいくつもあります。

おすすめの時間帯

屋外を撮るなら、ゴールデンアワーの光が申し分ありません。

32)ヴィシェフラド

33)黄金小路

黄金小路は、色とりどりの小さな家が並ぶ、趣のある石畳の通りです。16世紀に城の衛兵の住居として造られ、やがて金細工師や芸術家、さらには錬金術師が住むようになりました。いまは昔のプラハをそのまま残す一角として保存されています。

黄金小路の撮り方アイデア

  • 色を生かす:家々は鮮やかに塗り分けられています。その色の並びを写すだけで、写真が明るくなります。
  • 視点を変える:通りは狭いのですが、だからこそ低い位置や高い位置から試すと、家が堂々として見えたり、おとぎ話めいて見えたりします。
  • 戸口を撮る:個性的な戸口の家が多いので、そこを中心に構図を組むと面白くなります。
  • 人の多さとどう付き合うか:人気の場所なので、朝早く行って人を避けるか、逆に人だかりごと写して賑わいを伝えるか、どちらかです。

おすすめの時間帯

人に邪魔されたくないなら早朝に。

33)黄金小路

34)カンパの黄色いペンギン

カンパ公園の黄色いペンギンは、クラッキング・アート・グループによる現代アート作品です。ヴルタヴァ川のへりに一列に並ぶこのプラスチックの彫刻は、見て楽しい名物であると同時に、環境問題、とりわけ再生プラスチックの利用についての問いかけでもあります。

黄色いペンギンの撮り方アイデア

  • 並びを撮る:絞りを絞って全部にピントを合わせ、一列に並んだペンギンを写すと、視線が画面の奥へ導かれます。
  • 寄って細部を:質感も輪郭も見どころだらけです。なめらかな水面や空を背景に寄ると、その細部が引き立ちます。
  • 夜の灯り:日暮れまで粘れば、街の灯りがともり、彫刻自体がライトアップされることもあります。写真の表情が変わります。

おすすめの時間帯

早朝か、夕方遅くに。

34)カンパの黄色いペンギン

35)フラッチャニ広場から望むプラハ

フラッチャニ広場は広々とした広場で、プラハでもっとも定番の眺めのひとつが得られます。プラハ城を背にして立つと、カレル橋、ヴルタヴァ川、そして街のスカイラインをかたちづくる尖塔や屋根が一望できます。

フラッチャニ広場からの撮り方アイデア

  • パノラマ:眼下に広がる街を写すには、広角レンズにうってつけの場所です。
  • 日暮れ:灯りがともっていくプラハをとらえると、場面そのものが魔法めいてきます。長い露光には三脚を使いましょう。

おすすめの時間帯

早朝はやわらかい光で人も少なめです。とはいえ、街に灯りがともる薄暮から夕方早くも見逃せません。

35)フラッチャニ広場から望むプラハ

36)カンパの顔のない赤ちゃん

黄色いペンギンの近くには、もうひとつ彫刻があります。《メガ・ベイビーズ》は、顔のない巨大な赤ちゃんがカンパ島を這っているインスタレーションです。チェコを代表する作家ダヴィド・チェルニーの作品で、絵のように美しい環境のなかに、挑発的で、どこか不気味なものを差し込んでいます。

メガ・ベイビーズの撮り方アイデア

  • 大きさと遠近:とにかく大きいので、まわりの景色や人と一緒に写すと、その迫力が伝わります。
  • 角度と立ち位置:這っている姿勢のおかげで、狙える角度がいくつもあります。
  • 関わりを入れる:人(あるいは犬や猫)が作品に触れている様子を入れると、その関わり方しだいで、おかしみにも深みにもなります。

おすすめの時間帯

時間帯は問いません。

36)カンパの顔のない赤ちゃん

37)フランシスコ会庭園

フランシスコ会庭園は、ヴァーツラフ広場とユングマン広場のあいだにある静かな公園です。手入れの行き届いた花壇と木々、そして彫刻が調和しています。街の喧騒のなかでひと息つきたい地元の人にも旅行者にも愛されている場所です。

フランシスコ会庭園の撮り方アイデア

  • 緑と建築:庭のつくりと、まわりの建物との対比が美しい。その並びを一枚に収めてみてください。
  • 対称と小道:庭は左右対称に設計され、小道もはっきりしています。その線を使って視線を導きましょう。
  • 寄って撮る:咲いている花でも、彫像の表面でも、寄れば見どころはいくらでもあります。

おすすめの時間帯

早朝ならやわらかい光で、人も少なめです。

37)フランシスコ会庭園

38)ミール広場(平和広場)

「平和広場」を意味するミール広場は、堂々たるネオ・ゴシックの聖ルドミラ教会と、それに寄り添う広い公園で知られています。催しや市、野外公演が開かれる、人の集まる場所です。建築の優雅さと街の活気が同居しています。

ミール広場の撮り方アイデア

  • 教会を主役に:聖ルドミラ教会は建築として見事で、そのまま画面の芯になります。角度を変えながら、ゴシックらしさが際立つ位置を探してみてください。
  • 縦位置で:教会が高いので、縦構図にするとそびえる感じが強まります。
  • 公園の緑:公園は緑のカンバスとして、街の要素と美しい対比をつくります。写真に色と生気を足してくれます。
  • 広場の営み:市やお祭りでにぎわうことが多い広場です。その様子を写すと、活気と場の文脈が加わります(ちなみに、ここのクリスマスマーケットは素敵です)。
  • 夜の撮影:夜はよく照らされていて、とくに教会が映えます。

おすすめの時間帯

早朝は静かで光もやわらかく、建築のディテールを写すにはうってつけです。

38)ミール広場(平和広場)

39)赤い歴史的トラムをつかまえる

プラハの象徴でもある赤いトラムを画面に入れると、写真に動きが生まれます。とくに歴史的な42番線がおすすめです。

プラハのトラムの撮り方アイデア

  • 動きを写す:シャッター速度を落としてトラムの流れをとらえると、画面に勢いが出ます。手ぶれに注意し、できれば三脚を。
  • 線を使う:軌道そのものが線になり、見る人の視線を主役へ導いてくれます。
  • まわりと組み合わせる:広場のほかの要素と響き合うように構図を組みましょう。たとえば公園や教会を背景に、通り過ぎるトラムを狙う手があります。
  • 乗り降りの瞬間:乗客が乗り降りする場面を入れると人の気配が加わり、写真に物語が生まれます。

おすすめの時間帯

いつでも大丈夫です。

39)赤い歴史的トラムをつかまえる

40)ヴァルトシュテイン庭園

ヴァルトシュテイン庭園は、同名の宮殿の隣にある装飾豊かなバロック庭園です。幾何学的に刈り込まれた生垣、神話の彫像、そして巨大な人工の洞窟で知られ、17世紀の贅を尽くした造園そのものです。コンサートなどの催しにもよく使われ、それがまた魅力になっています。

ヴァルトシュテイン庭園の撮り方アイデア

  • 彫像:庭にはつくり込まれた彫像がいくつも置かれています。構図の芯として強く働いてくれます。
  • 幾何学的な設計:整然とした配置なので、左右対称の構図や面白い切り取り方が試せます。
  • 鍾乳石の壁:人工の鍾乳石の壁はここならではのものです。その質感と形は、背景としても寄りの被写体としても面白い。
  • 催しの日に:コンサートや催しと重なったら、庭を舞台にしたその光景はめったに撮れない一枚になります。

おすすめの時間帯

早朝はやわらかい光で人も少なく、庭の細部を落ち着いて写せます。夕方遅くは色が暖かくなり、この庭の贅沢さが引き立ちます。

40)ヴァルトシュテイン庭園

41)グレボフカの噴水と公園

ハヴリーチュコヴィ庭園のなかにあるグレボフカの噴水は、プラハの知る人ぞ知る場所のひとつです。公園そのものがイタリア・ルネサンス様式の庭園を手本に美しく設計されており、噴水はその景色の芯になっています。写真を撮るにも、のんびり過ごすにも人気の場所です。

グレボフカの撮り方アイデア

  • 水の表情:噴水の水の動きは工夫のしがいがあります。シャッター速度を変えながら、いろいろな見え方を試してみてください。
  • 自然の額縁:まわりの木々や葉を額縁にして噴水を囲むと、構図に奥行きが出ます。
  • 長時間露光:長めに露光すると水が絹のようになめらかになり、噴水のかっちりした造形と好対照になります。

おすすめの時間帯

早朝か夕方遅くは光がやわらかく、きつい影や白飛びを抑えられます。

41)グレボフカの噴水と公園

42)スペイン・シナゴーグ

ユダヤ人地区にあるスペイン・シナゴーグは、緻密な文様と凝った意匠に覆われたムーア様式の内部で知られています。ヨーロッパでもっとも美しいシナゴーグのひとつで、祈りの場であると同時に、ボヘミアのユダヤ人の歴史を伝える博物館でもあります。

スペイン・シナゴーグの撮り方アイデア

  • 内部のディテール:装飾文様と色の重なりが濃密です。細部に絞ると、それだけで見応えのある写真になります。
  • ステンドグラス:窓の色はとにかく鮮やかです。差し込む光をとらえられれば、写真に一段の劇的さが加わります。
  • 建築の対称性:設計そのものが対称なので、均衡のとれた落ち着いた構図が組めます。

おすすめの時間帯

内部を撮るなら、人が少ない時間——たいていは平日の午前中がねらい目です。

42)スペイン・シナゴーグ

おまけ:夜のプラハ

プラハはよく「おとぎ話の街」と言われますが、その魔法は日が沈んでからいっそう濃くなります。街を代表する名所も、石畳の道も、ヴルタヴァ川も、街灯と月明かり、そしてあちこちのライトアップのもとで、昼とはまるで違う顔を見せてくれます。

おまけ:夜のプラハ

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