カルルシュテイン城完全ガイド|プラハから列車40分の日帰り旅、行き方と見学コースを地元在住者が案内(2026年)

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Discovering Pragueのアドリアナとマテイ

現地の専門家アドリアナ&マテイが執筆

アドリアナとマテイ・ハロウスコヴィは、人気ブログ Czech the World を運営するトラベルブロガーです。

マテイはプラハ生まれでずっとこの街に住んでおり、アドリアナは10年以上前にここに引っ越してきました。

60か国以上を旅してきましたが、いちばんよく知っている場所を挙げるなら、この街です。

カルルシュテイン城(Karlštejn)——チェコでも指折りの美しい森を見下ろす丘の上に、要塞のように据えられた壮麗なゴシック城です。プラハからは列車で40分、気軽に行けます。

カルルシュテインはチェコの城のなかでも特別な地位を占めています。創建は1348年、ボヘミア王にして神聖ローマ皇帝カレル4世によるもの。私邸であると同時に、神聖ローマ帝国の帝冠宝物を守る場所でもありました。聖十字架礼拝堂には、カレル4世の宮廷画家テオドリック親方による、世界にほかに例のない板絵群が収められています。

いまではその美しさとおとぎ話のような佇まい、そして厚い歴史から、チェコでもっとも訪問者の多い城になっています。

この日帰りツアーとその周辺のスポットは、当社の無料アプリの地図に掲載されています。 こちらでガイドをお読みいただき、その後、アプリを開きながら探索してください。

App Storeからダウンロード Google Playで入手する

カルルシュテインへの行き方

城は同じ名前の村を見下ろす位置にあり、プラハから南西へわずか29 km。チェコは公共交通が充実しているので、列車でも車でも自転車でも問題なくたどり着けます。

プラハからカルルシュテイン城へ

プラハからカルルシュテイン城へ

列車でプラハからカルルシュテインへ

列車で行くのはとても簡単です。プラハから30分おきに列車が出ています(プラハ〜ベロウン間の路線)。乗車できるのはプラハ本駅(Praha hlavní nádraží、地下鉄C線=赤)かプラハ・スミーホフ駅(Smíchovské nádraží、地下鉄B線=黄)。所要40分で、自転車の持ち込みにも対応しています。正確な発車時刻はIDOSのサイトで調べるのがおすすめ。運賃は本駅から78 CZK、スミーホフ駅から54 CZKです。

駅から城までは徒歩25分ほど。カルルシュテイン駅に着いたら駅舎を出て右へ。次にベロウンカ川に架かる橋のほうへ左に曲がります。橋を渡ったら右へ、50メートルほど進んで左に折れると城への道です。

車でプラハから

いちばん分かりやすいのは高速道路D5(有料ステッカーが必要です)を使い、出口10のロデニツェ(Loděnice)で降りる道順。そこから先は城への案内標識が出ています。途中でブボヴィツェとフラースナー・トジェバニを通ります。

もうひとつはプラハ・ラドチーン経由で国道115号を走り、ドブジホヴィツェ、ジェヴニツェ、フラースナー・トジェバニを抜けて城に向かうルートです。

駐車場

駐車できるのは村の下手、川沿いにある中央駐車場だけです。一日料金は100 CZK。

駐車場から城までは徒歩15分。川から城へ向かう区間は歩行者専用です。

自転車でプラハから

自転車でも難なく行けます。ヴルタヴァ川沿いのサイクリングロードA1を進み、その先はベロウンカ川沿いの3号線へ。チェコの川をたどる、気持ちのよい行程です。

もうひとつは、プラハのルカ駅(地下鉄B線=黄)から始まる13号線。距離は19 kmですが、起伏は先の道より手ごわくなります。

カルルシュテインとその周辺には、体を動かす週末にぴったりの地形とサイクリングロードがそろっています。城の中庭には駐輪ラックもあります。ただしベロウンカ川から城までは歩行者専用区間なので、この区間は自転車を押して歩いてください。

カルルシュテイン城の入場料と開館時間

開館時間

開館時間は季節によって変わります。ふだんは月曜をのぞく毎日、9時30分〜17時。最新のくわしい時間は城の公式サイトで確認できます。

開館時間
カルルシュテイン城の開館時間

入場料とチケット

チケットは城の窓口でもオンラインでも買えます。料金は選ぶ見学コースによって変わります。用意されているガイドツアーは次のとおりです。

ガイドツアー

カレル4世の私室と公式の間(基本コース)

  • 料金:320 CZK/230 CZK(6〜15歳の子ども、シニア、学生——ISICをお忘れなく)
  • 所要時間:55分、最大55名

このコースでは、中世のボヘミア王の冠である聖ヴァーツラフ王冠の複製を見られます。皇帝宮殿の2つの階とマリア塔の1階をめぐり、騎士の間、カレルの寝室、聖ヴァーツラフ礼拝堂、かつての牢などを見学します。

聖十字架礼拝堂を含む聖なる空間(特別コース)

  • 料金:750 CZK/530 CZK(6〜15歳の子ども、シニア、学生——ISICをお忘れなく)
  • 所要時間:100分、最大16名

この特別コースでは、歴史的にもっとも貴重な部屋と礼拝堂を見学できます。皇帝宮殿、マリア塔の上階、そして大塔を通り、城の回廊、聖母教会、聖カテジナ礼拝堂、そしてなにより重要な聖十字架礼拝堂——テオドリック親方の貴重な板絵が並ぶ空間——を訪ねます。少人数向けに組まれており、所要時間と内容の重さから7歳未満のお子さんには向きません。

大塔からの眺め(基本コース)

  • 料金:260 CZK/180 CZK(6〜15歳の子ども、シニア、学生——ISICをお忘れなく)
  • 所要時間:40分、最大20名

聖十字架礼拝堂を含まない大塔のコースです。かつての衛兵詰所、武具庫、ゴシックの壁画が残る階段をめぐります。塔からの眺めが見事です。

ガイドツアー
井戸塔の壁

カルルシュテインの歴史こぼれ話

  • テオドリック親方の板絵としては世界最大のまとまりが、聖十字架礼拝堂にあります。
  • 聖十字架礼拝堂は9つの錠で施錠され、鉄板を張った分厚い扉4枚で守られていました。
  • ボヘミア王の聖ヴァーツラフ王冠の複製は、いまも城にあります。
  • カレル4世の命により、大塔では誰も女性と「共に眠り、横たわる」ことを許されませんでした。正妻であっても例外ではありません。
  • 城の井戸は深さ78メートルですが、湧き水はありません。水はブドニャニの小川から引かれていました。

カルルシュテインと周辺の地図

歩きやすいように地図を用意しました。主な見どころ、駐車場、周辺の寄り道先をすべて入れてあり、スマートフォンに落として使えます。Maps.me や Locus Map といったアプリに書き出して読み込むこともできます。

カルルシュテインの宿

カルルシュテインの村にはいくつか宿があります。いちばん人気で評価も高いのはHotel Karlštejn。プールがあり、城の眺めが素晴らしい宿です。ベロウンカ川のほとりに立つRomantic Hotel Mlýn Karlštejnも感じのよい一軒。Karlštejn Apartmentsは手ごろな値段で泊まれます。

カルルシュテインの宿
Hotel Karlštejn——プールから城が一望できます

キャンプ場

キャンプ場を探している人には、ベロウンカ川沿いの Autokemp Karlštejn があります。

食事とレストラン

城の周辺にはレストランがいくつもあり、おいしいパラチンキ(クレープ)の屋台も出ています。私たちのお気に入りはU Adamaというお店です。

城からの寄り道

カルルシュテイン一帯(Karlštejnsko)は自然の美しい地域で、ハイキングコースとサイクリングロードが縦横に走っています。地元の森はサイクリスト、旅行者、ハイカー、ランナーに人気。道に迷う心配はいりません。チェコの道標システムは世界でもっともよくできていると言われます。地図はベロウンカ川近くのインフォメーションセンターでもらえます。

マラー・アメリカとヴェルカー・アメリカの採石場へ歩く(「小アメリカ」と「大アメリカ」)

水をたたえたマラー・アメリカとヴェルカー・アメリカの採石場は、カルルシュテインからの定番の寄り道です。ボヘミアカルストの一部で、いくつもの映画が撮影されました。私たちは「チェコのグランドキャニオン」と呼んでいます。

  • ヴェルカー・アメリカは全長800メートルの石灰岩の採石場で、底には澄んだ水の湖。深さは100メートルにもなります。車はモジナ村側、東側に停められます。
  • マラー・アメリカ——ひとまわり小さい、同じく水没した石灰岩の採石場です。二つの採石場はかつての採掘坑道で周囲とつながっていますが、安全上の理由から坑道への立ち入りは禁止されています。

城からマラー・アメリカへは、赤の道標をたどって「七兄弟の樫(Dub sedmi bratří)」まで行き、そこから黄色の道標に乗り換えます。カルルシュテインからマラー・アメリカまでわずか2.4 km。さらにそこからヴェルカー・アメリカまで2 km足らずです(ここも黄色の道標をたどります)。

くわしくはこちらの記事で:ヴェルカー・アメリカ——プラハから「チェコのグランドキャニオン」への日帰り旅

マラー・アメリカとヴェルカー・アメリカの採石場へ歩く(「小アメリカ」と「大アメリカ」)
ヴェルカー・アメリカ(大アメリカ採石場)を西側から

スヴァティー・ヤン・ポド・スカロウ

スヴァティー・ヤン・ポド・スカロウは絵のように美しい村で、村の上に150メートルもの高さでそびえる巨大な岩壁の下に聖ヤンの教会が立っています。クライミングの目的地としても人気。すぐ近くにはベネディクト会の修道院もあります。

バロック様式の聖ヤン教会は4月から10月までの週末に開いています(10〜13時と14〜17時)。7月と8月は月曜をのぞく毎日開いています。

村のまわりには自然歩道(全長4.5 km)もあります。村の広場から始まり、十字架の立つ岩の頂上まで続く道です。途中ではソルヴェイ採石場の野外博物館に立ち寄れます(5月から10月までの週末に開館)。

スヴァティー・ヤン・ポド・スカロウ
手前が教会、奥にそびえるのが聖ヤンの岩

コニェプルスィ鍾乳洞(Koněpruské jeskyně)

洞窟好きなら外せません。ボヘミアで最長の鍾乳洞で、デボン紀の石灰岩のなかを3層にわたって広がっています。1950年、近くの採石場の作業中に発見されました。1万3000年前の人骨のほか、贋金づくりの道具や1460〜1470年のフス派の硬貨も見つかっています。

洞窟はカルルシュテインから約13 km(ベロウンからは5 km)。入場料は150 CZKで、ガイドツアーは1時間ほど。4月から10月まで毎日開いています。

コニェプルスィ鍾乳洞(Koněpruské jeskyně)
コニェプルスィ鍾乳洞

カルルシュテインでの楽しみ

カルルシュテインのゴルフ

ベロウンカ川の対岸には、城を望む見事なゴルフ場があります。場所はクルプナー村とビェレチ村のあいだ。シーズンは4月から始まります。池やバンカーといった自然の障害を備えた18ホールのコースで、カルルシュテイン城の眺めのおかげでチェコでもっとも美しいゴルフ場のひとつに数えられています。

カルルシュテイン動物公園(Zoopark)

とくに子どもが喜ぶのが地元の動物公園です。ライオン、トラ、ラクダ、バイソン、ラマ、シマウマ、ロバ、ネコ科の動物、サルに会えます。ポニーやラクダに乗ることもできます。入園料は大人100 CZK、子ども50 CZK。

カルルシュテイン動物公園(Zoopark)
城までは馬車で上ることもできます

カルルシュテインの催し

カルルシュテインでは、コンサートから特別公開、ワイン祭りまで、さまざまな催しが開かれます。城で行われる行事は公式サイトで確認できます。

  • カレル4世の王家行列——「カレル4世」がプラハ・ラドチーンからカルルシュテイン城まで、昔ながらの巡礼の道をたどるという珍しい催しです(もとはカレル広場での帝冠宝物の公開と結びついた行事でした)。開催は毎年6月の第1週末。
  • カルルシュテインのワイン祭り——毎年9月の終わりに開かれます。ワイン好きにはたまらない祭りです。

プラハ発のカルルシュテイン・ガイドツアー

移動や段取りに頭を使わず、チェコの歴史をきちんと聞きたいなら、プロのガイドがつくツアーが賢い選択です。選択肢はたくさんありますが、評価の高い次のツアーをおすすめします。

チェコで訪ねたい、ほかの場所

チェコの行ってよかった場所を集めた完全ガイドもどうぞ。

カルルシュテイン城の美しい映像もどうぞ。

あとで読むために、あるいは友だちのためにピン留めしておきましょう:

カルルシュテイン城完全ガイド|プラハからの日帰り旅

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