プラハの公共交通完全ガイド|地下鉄・トラム・バスの乗り方、切符の買い方、空港からの移動まで地元在住者が解説(2026年)

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Discovering Pragueのアドリアナとマテイ

現地の専門家アドリアナ&マテイが執筆

アドリアナとマテイ・ハロウスコヴィは、人気ブログ Czech the World を運営するトラベルブロガーです。

マテイはプラハ生まれずっとこの街に住んでおり、アドリアナは10年以上前にここに引っ越してきました。

60か国以上を旅してきましたが、いちばんよく知っている場所を挙げるなら、この街です

プラハの公共交通は、効率のよさ、安さ、そして網の細かさで知られています。とにかく信頼できて、便利で、安全です。

先ごろは雑誌『TimeOut』の調査で、世界で2番目に優れた公共交通に選ばれました。

この記事では、必要なことをひととおりまとめます。乗り物の種類、切符、乗り換え検索、実践的なコツなど。

プラハの公共交通のあらまし

  • 網が細かい:市内なら、たいていどこへでも短時間で行けます。
  • 安く済む:プラハを移動する方法のなかでも、群を抜いて安上がりです。
  • 切符は共通:1枚の切符がすべての交通機関で使えます。地下鉄もトラムもバスも同じ切符でどうぞ(ケーブルカーは24時間券以上にのみ含まれます)。
  • 旅行者にやさしい:ほとんどの駅で英語の案内があり、路線図やアプリを使えば迷わず動けます。
  • 清潔:プラハの公共交通は清潔さでも知られています。車両も駅もこまめに整備・清掃されていて、乗っていて気持ちがいい。
  • 安全:夜でも安心して乗れます。スリには気をつける必要がありますが、ほかの都市ほど深刻ではありません。
  • 夜も動いている:夜間の交通も充実しています。地下鉄は止まりますが、深夜トラムと深夜バスが走ります。
プラハの公共交通のあらまし

プラハの公共交通の種類

地下鉄(メトロ)

  • 市内をいちばん速く移動できるのが地下鉄です。
  • A線(緑)、B線(黄)、C線(赤)の3路線があり、市内の大半と主要な観光地をカバーしています。
  • 駅の案内表示はわかりやすく、入りやすい造りです。

トラム(路面電車)

  • 景色を楽しみながら移動でき、地下鉄が届かない地域もカバーしています。
  • 市内をくまなく走っていて、深夜路線もいくつかあります。
  • 停留所の場所も便利で、主な名所や地区へのアクセスがいい。

バス

  • バスは主に、地下鉄やトラムが届かない地域を担います。
  • 郊外へ出るときや、地下鉄が止まっている深夜にはとくに頼りになります。
  • 空港へ行くならバスがいちばんです。

ケーブルカー(ペトシーンの丘)

  • マラー・ストラナ地区とペトシーンの丘を結ぶケーブルカーで、車窓からの眺めが見事です。
  • 24時間券以上には含まれますが、短時間の基本の切符には含まれません。

小さなフェリー

  • ヴルタヴァ川ではいくつかの渡し船が運航していて、プラハをふだんと違う角度から眺められます。
  • 橋と橋の間隔が広いところを結んでいます。
  • これも通常の公共交通の切符で乗れます。
プラハの公共交通の種類
歴史的トラム42番

プラハの地下鉄

プラハを移動するのにいちばん速いのが地下鉄です。路線は3本あります。

A線(緑)

  • プラハ城の一帯(マロストランスカー駅)と中心部、そして北東の住宅地を結びます。
  • 旅行者に関係の深い駅は、スタロミェスツカー(旧市街)、ムーステク(ヴァーツラフ広場)、デイヴィツカー(大使館が集まる一帯)です。

B線(黄)

  • 東西に走り、中心部と郊外を結びます。
  • 主な駅は共和国広場(ショッピングセンター「パラディウム」のそば)、ムーステク(ヴァーツラフ広場)、アンデェル(商業と人の集まる拠点)です。

C線(赤)

  • 南北の軸を担う路線です。
  • 主な駅はフラヴニー・ナードラジー(プラハ本駅)、ムゼウム(ヴァーツラフ広場)、ヴィシェフラド(歴史あるヴィシェフラド城のそば)です。
プラハの地下鉄
Bilykralik16, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

路線間の乗り換え

プラハの地下鉄の乗り換えは単純で、たいてい数分で済みます。案内表示がはっきりしていて、乗り換えの歩行距離も短いので手間取りません。乗換駅は次の3つです。

  • ムーステク(A線とB線)
  • ムゼウム(A線とC線)
  • フローレンツ(B線とC線)

地下鉄の運行時間

  • プラハの地下鉄は、おおむね朝5時ごろから深夜0時まで動いています。
  • 運転間隔は、混雑時でおよそ2〜5分、それ以外の時間帯で5〜10分です。
プラハの地下鉄

プラハのトラム

プラハのトラムは移動手段であると同時に、街の景色を楽しむ手段でもあります。トラムが優秀なのはなぜでしょうか。

  • 広い守備範囲:トラム網は市内の大半をカバーしていて、地下鉄が通っていない地域にも届きます。
  • 本数が多い:日中はおよそ8〜10分間隔、夜間は20〜30分間隔で走っています。
  • 深夜トラム:地下鉄が止まったあとも深夜トラムの路線網が動くので、移動が途切れません。

旅行者に押さえておいてほしい路線

  • 22番:旅行者にとりわけ有名な路線です。国民劇場、プラハ城、マラー・ストラナ(マロストランスカー)など、主要な見どころを次々と通ります。
  • 9番:中心部と、あまり知られていない趣のある地区を結びます。
  • 歴史的トラム41番:4月から11月半ばまでの週末と祝日に走ります。景色のいい路線で観光にぴったり。古い車両に揺られながら、街を歴史ごと味わえます。
プラハのトラム

プラハのバスとトロリーバス

プラハのバスは公共交通のなかで重要な役割を担っています。とくに地下鉄やトラムが通っていない地域では欠かせません。プラハ空港から市街地へ出るのにも、バスがいちばんです。

旅行者に関係の深い路線

  • トロリーバス59番:プラハ空港と地下鉄A線のナードラジー・ヴェレスラヴィーン駅を結びます。空港から市街地へ向かう旅行者がいちばんよく使う路線です。
  • 100番:空港と地下鉄B線のズリチーン駅を結びます。プラハ西部へ行くならこちらです。
  • エアポート・エクスプレス(AE):プラハ本駅(フラヴニー・ナードラジー)への直通便です。荷物が重い人や、乗り換えたくない人に向いています。料金は割高で、通常の交通切符には含まれません。
  • 176番や207番は、トラムや地下鉄があまり通っていない中心部の一帯を担っています。
  • プラハ動物園やトロヤ城といった人気の行き先へは、とくに夏場、季節運行のバスが出ます。
プラハのバスとトロリーバス

プラハの切符の種類

一般シニア(60〜65歳)荷物 *
30分券30コルナ1.2 EUR15コルナ0.6 EUR20コルナ(0.8 EUR)
90分券40コルナ1.7 EUR20コルナ0.8 EUR
1日券(24時間)120コルナ5.0 EUR60コルナ2.5 EUR
3日券(72時間)330コルナ13.6 EUR
30日パス550コルナ22.7 EUR130コルナ5.4 EUR
90日パス1480コルナ61.1 EUR360コルナ14.9 EUR
年間パス3650コルナ150.6 EUR1280コルナ52.8 EUR
  • 15歳未満65歳以上無料で乗れます。年齢を示せる身分証があれば大丈夫です。
  • 荷物 — 大きな荷物(預け入れサイズ)を持っている場合は、別に荷物用の切符が要ります。20コルナ(0.8 EUR)で、時間制限はありません。
  • 乗り換え — 切符は有効時間内なら、地下鉄・鉄道・バス・渡し船を何度でも乗り継げます。
  • ケーブルカー — 30分券と90分券には含まれません。乗るつもりなら1日券か3日券を買ってください。
プラハの切符の種類
プラハの小さな渡し船。これも公共交通の切符で乗れます。

切符はどこで買う?

買い方はいくつかあります。

A)非接触決済の券売端末

  • すべてのトラムと市バス、そして地下鉄の駅にあります。
  • 支払いは非接触対応のカードのみです。
  • 買えるのは30分券、90分券、1日券です(それより長い券はここでは買えません)。

B)券売機

  • 地下鉄の全駅と、主要なトラム・バス停の一部に券売機があります。
  • たいてい硬貨と紙幣が使え、カードに対応した機械もあります。

C)公式アプリ PID Lítačka

もうひとつ便利なのが、公式アプリ PID Lítačkaです。iPhone でも Android でも使えます。

  • このアプリでは切符の購入も乗り換え検索もまとめてできます。
  • ひとつ注意。切符はトラム・バス・地下鉄のエリアに入る2分前までに買っておく必要があります(不正乗車を防ぐための仕組みです)。

D)タバコ店・売店

市内のあちこちにある小さな店や売店でも、公共交通の切符を売っています。

切符の刻印、検札、罰金

切符はどうやって刻印する?

切符はすべて、使う前に刻印(バリデーション)が必要です。やり方は買った場所によって違います。

  • 非接触決済の端末で買った切符:自動で刻印されるので、何もしなくて大丈夫です。
  • 券売機やタバコ店・売店で買った切符:地下鉄の全駅、すべてのトラムとバスにある黄色い刻印機に通してください。
    刻印は必ず一度だけ。乗り換えのときに二度目を通してはいけません。
  • アプリで買った切符:アプリ上で有効化し、2分待つと使えるようになります。

検札と罰金

検札係はどの交通機関でも切符を確認します。有効な切符を持っていない、刻印していない、あるいは有効時間が切れていた場合は罰金になります。

その場で払うか、15日以内に払う場合1000コルナ41.3 EUR
15日を過ぎてから払う場合1500コルナ61.9 EUR
切符の刻印、検札、罰金
刻印機

乗り換えはどうやって調べる?

調べ方はいくつかあります。

A)公式アプリ PID Lítačka

乗り換え検索と切符の購入を1つのアプリで済ませたいなら、公式アプリ PID Lítačkaを入れてください。iPhone でも Android でも使えます。

  • 画面が整理されていて、いちばん使いやすいアプリです。

B)Google マップ

アプリをこれ以上増やしたくないなら、Google マップでも十分です。

  • 行き先を入力して、公共交通のタブに切り替えるだけです。
  • 操作は簡単ですが、使い勝手は専用アプリほどではありません。
  • 切符は買えません。

C)Citymapper や Moovit などのアプリ

こちらも十分に使えますが、私は公式アプリ PID Lítačka を勧めます。プラハ専用に作られていて、使い勝手が上だからです。

  • 切符は買えません。
  • 広告が多いのも難点です。

プラハ空港から市街地への行き方

プラハ空港から市街地へ出るのは、そう難しくありません。

A)トロリーバス59番+地下鉄A線

  • いちばん一般的で、いちばん安い方法です(40コルナ/1.7 EUR)。
  • プラハ空港と地下鉄A線のナードラジー・ヴェレスラヴィーン駅を結びます。そこから地下鉄で中心部へ。
  • 空港からナードラジー・ヴェレスラヴィーンまでおよそ15〜20分、そこから中心部までは地下鉄でさらに10分ほどです。

B)バス100番+地下鉄B線

  • 宿が地下鉄B線沿いにあるなら便利です。このバスで地下鉄B線のズリチーン駅まで行けます。
  • こちらも最安の部類です(40コルナ/1.7 EUR)。
  • ズリチーンまでおよそ18分、そこから中心部までは地下鉄で20分ほどです。

C)エアポート・エクスプレス(AE)

  • プラハ本駅まで乗り換えなしで行きたい人に向いています。
  • 料金は割高です(100コルナ/4.1 EUR)。
  • 空港からプラハ本駅までおよそ40分です。

D)Uber(公式のタクシーサービス)

  • プラハのタクシー運転手は旅行者をだますことで悪名高い時期がありました。そこで市は、空港からの移動についてはUberを公式のタクシーサービスに定め、ぼったくりを防いでいます。
  • アプリからでも、ターミナルにあるセルフ端末からでも手配できます。

詳しくはこちらの完全ガイドをどうぞ:プラハ空港から市街地への行き方

プラハ空港から市街地への行き方

プラハの公共交通のバリアフリー

プラハの公共交通のバリアフリー化は着実に進んでいます。障害のある人や、歩くのが難しい人でも動きやすい街にしようという取り組みが続いています。

地下鉄のバリアフリー

  • エレベーターとエスカレーター:ほとんどの駅にエレベーターとエスカレーターがあります。ただし全駅が完全に対応しているわけではないので、使う駅の状況は事前に確認しておくと安心です(現在、61駅のうち46駅が車いすで利用できます)。
  • ホームの表示:扉が開く位置が床に示されていて、駅によってはバリアフリー対応の扉の位置も分かるようになっています。

トラムのバリアフリー

  • 低床トラム:プラハは低床車両を順次導入していて、車いすの人や歩行が難しい人が乗りやすくなっています。
  • 専用スペース:低床車両にはたいてい車いす用のスペースがあります。

バスのバリアフリー

  • 低床バス:市バスの大半が低床車両で、車いすでも乗り降りしやすくなっています。
  • 優先席の表示:障害のある人のための座席がはっきり示されています。

バス停・トラム停留所のバリアフリー

  • 段差解消とスロープ:多くの停留所で縁石の切り下げやスロープの整備が進み、車いすや歩行補助具を使う人が乗り降りしやすくなっています。
プラハの公共交通のバリアフリー
低床トラム

プラハの公共交通 実践的なコツ

刻印は一度だけ

  • 刻印は一度きりです。乗り換えても二度目を通してはいけません。二度刻印すると切符は無効になります。

混雑時の地下鉄

  • ラッシュ時の地下鉄はかなり混みます。気持ちよく移動したいなら、その時間帯を避けてください。
  • 混雑する時間帯:平日の6:30〜8:30と16:00〜18:00

安全

  • プラハの公共交通は安全とされていますが、大都市である以上、とくに混んでいるときは持ち物から目を離さないでください。
  • 夜でも安心して乗れますが、スリにはより一層の注意を。
  • 車内で眠り込まないようにしましょう。盗難に遭ういちばんよくあるパターンです。
  • こちらの記事もどうぞ:プラハは安全? 安全のコツと避けたいこと

地元民が教えるプラハの実用ヒント

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プラハの公共交通 実践的なコツ

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